こんにちは、アスピンです。前回からかなり間が開いてしまいまいましたが、今回は書籍の紹介です。
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FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
著者:ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド
結構有名な本らしいですね。ビル・ゲイツやオバマ元大統領も絶賛しているとか
この本の内容
- 人口・教育・貧困・環境等、人々は世界に関するこれらの事柄について思い込みによる勘違いをしている。
- 頭の良い人でも実は勘違いをしている。
- 勘違いの原因を「○○本能」という10の本能として紹介。
- 10の本能を克服し、データや事実に基づいて世界を正しく見るためにはどうすればよいか
こんな人におすすめ
- 世界にはまだまだ貧困にあえいでいる層がたくさん存在していると思う方
- 世界には満足な教育を受けられない人々がたくさん存在すると思う方
- 世界はどんどん悪いほうへ傾いていると思う方
- 自分の世界に関する認識に自信がない方
- データや事実に基づいた世界の見方という言葉に興味を持った方
所感
- この本の中には様々なデータが登場し、それをわかりやすくチャートにして紹介している。大量のデータで煩雑になることもなく、理解もしやすい内容だった。
- 話の構成として思い込みを起こす要因(〇〇本能)を各章ごとに紹介し、章の終わりにまとめとその対処法を記述しているため、大事なことがわかりやすい。あとで思い返す際にも便利。
- 10個の○○本能が紹介されているが、一番共感したのは犯人捜し本能。あの政治家さえいなくなれば日本は良くなるのに・・・とか普段考えがちであるが、そこで思考が停止しそもそもも原因やほかの要因について考えないようにしている自分に気が付いた。
- 謝辞の中で、この本を作成するのにかかわった方を筆者が挙げていきお礼を述べているのだが、これがものすごく多い。この本がいかに多くの人々の協力の上で執筆されているかが解る。
比較的読みやすく、様々なデータをチャートにして視覚的に分かるように載せているため、理解もしやすい本です。自分が本能に陥って、穿った見方をしていないだろうか?自分を見つめなおすきっかけにもなる本です。
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最後にこの本で印象に残った言葉を3つ紹介していきます。
世界は変わり続けている
学校で学ぶことは学校を出て10年や20年もすれば時代遅れになってしまう
私が学生の時に学んだ、世界や日本の現代史はもう過去の「歴史」になっているということですね。知識は常にアップデートしないとどんどん取り残されそうです。
メディアは現実を映し出す鏡にはなれない
ニュースや報道が必ずしも世界の本当の姿を映しているとは限りません。ジャーナリスト自身の思い込みや思惑が入り込んでいる場合もあります。テレビの内容も真実とは限らないということになります。