【書籍】大人のための読書の全技術

こんにちは、アスピンです。

今回は私が読んだ本について紹介をしたいと思います。

 大人のための読書の全技術  著者:齋藤 孝

 

 

この本はこんな方におすすめ
  • これから読書を通じて知識を深めたい方
  • たくさんの本を読むのが苦手、あるいは読むのに時間がかかってしまう方
  • 本を読んでもいまいち自分の糧になっている気がしない方

本の概要(箇条書き)
  1. 本をたくさん読む方法
  2. 読書の質を上げる方法
  3. 読書で得たことを自分の外に出して表現するアウトプットについて

本の内容
  1. 本をたくさん読む方法
    • 本を読む目的を設定する → 本の内容を他の人に説明すると決めて読む
    • 締め切りを設定する。目的と合わせて設定すると効果大
    • 本を読む前に目次を見て本の内容をざっとつかむ
    • 話の肝は3章4章あるいは結論にある(初めの方にはない)。なら結論から読んでしまおう
  2. 読書の質を上げる方法
    • 音読。声に出して読む。声に出して読むことでその言葉の意味が自分の内側に乗り移ってくる
    • 全文音読する時間がない人は大事な部分だけを声に出して読む → クライマックス読み
    • 三色ボールペンで本に印付け(最重要:赤 まぁ大事:青 主観的に面白い:緑)。あとで見返すと内容が入ってくる。色や分類種類にそこまで固執する必要はない。
    • 好きな文章を3つ選んで引用する。引用した文章は自分のものになる。好きな文章を探そうとすることで読書スピードも上がる。
  3. 読書で得たことを自分の外に出して表現するアウトプットについて
    • 本を読むならそこで得たものを自分の人生に幅広く活用していくべき
    • 会議の場での適切な「コメント力」、会話での「質問力」「雑談力」これらを鍛えるのに読書が大切
    • 幅広い読書で物事を全体的、中長期的にとらえて物事を解決する「システム・シンキング」を身につける

読書のテクニックの部分に関しては、いわゆる速読のような特殊な方法ではなく、普通の人がすぐに実践できる方法が書いてあり、参考になりそうですね。私も実践していきたいと思います。

 

最後にこの本で特に印象に残った言葉を3つ紹介していきます。この本にもそうするように書かれていましたしね(笑)。

「本を読めば古今東西の偉人から直接学ぶことができる」

昔の故人や偉い人の言葉や考え方を数百円で読めるってよく考えるとすごいですね。

「検索することと”読む“という行為は根本的に違うということを、忘れてはいけません。読むというのは自分自身を作っていく作業、つまり自己形成に関わっているのに対し、検索するというのは自分の外側にある情報に触れることにすぎないのです。」

この2つの行為の違いに素直に納得できました。ネットで検索するだけでは自分の頭の中には残り辛いですよね。

「将来に目を向けて点と点を繋ぐことはできません。あなたは振り返って初めて、点と点を繋ぐことができるのです。」

「読書をする際にも、将来の点と点を結びつけることはできません。しかし、一冊の本を読めば確実に、自分の中に一つの点を持つことができるのです。」

前半はアップルの創業者スティーブ・ジョブス氏の「点と点」の公演での言葉です。それを受けての筆者の言葉が後半です。読んだ本が今すぐ役に立つかどうかはわかりませんが、将来役経つことを信じて一冊でも多くの本を読んでおきたいですね。

以上です。これからも時々私が読んだ本の紹介(という名の読書記録簿)を書いていこうと思います。